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【OneNote】初心者でもすぐに活用できる基本的な操作方法

作成者: まぁさん|2023/09/06

OneNote は、テキストや画像、音声を一緒に保存できる便利なノートアプリです。使い方を覚えれば、難しいアプリではありません。シンプルなインターフェースと直感的な操作で、初心者でもすぐに活用できるようになります。ぜひ、OneNoteを活用してみてください。本記事では、OneNote の基本操作についてご説明します。 

 

●この記事の目次

  1. OneNote の保存先
    1-1. 個人で利用する場合
    1-2. チームで利用する場合
  2. OneNote の構成
  3. OneNote の基本操作
    3-1. セクションとページの追加
    3-2. テキスト入力
    3-3. ノートシール
    3-4. ディクテーション
    3-5. ファイルの印刷イメージを挿入
    3-6. 画像の挿入
    3-7. 会議の詳細
    3-8. 録音
    3-9. 手書き
  4. まとめ

 

 

OneNote の保存先

OneNote は、個人で利用する場合と、チームで利用する場合で保存される場所が異なります。 

 

個人で利用する場合

個人で利用する場合、OneNote のデータは、個人の OneDrive に保存されます。 個人のノートブックは、OneNote からアクセスできます。 

Microsoft Office ホーム画面で「OneNote(図中①)」と吹き出しが出るアイコンをクリックします。見つからない時は「すべてのアプリ(図中②)」と吹き出しが出るアイコンをクリックします。アプリの一覧が表示されるので、「OneNote(図中③)」をクリックします。

 

「マイノートブック(図中④)」と書かれたタブをクリックすると、個人で利用しているノートブックの一覧が表示されるので、クリックするとノートブックが表示されます。 

 

チームで利用する場合

チームで利用する場合、OneNote のデータは、チームサイトに保存されます。 

Teams でチームを作成すると、自動的に SharePoint にチームサイトが作成され、ノートブックが作成されます。 チームのノートブックは、チームサイトからアクセスします。 

Teams の画面の左メニューから「チーム」を選択し、OneNote を表示したいチームの一般チャネル(図中⑤)をクリックします。「ファイル(図中⑥)」と書かれたタブをクリックし、「SharePoint で開く(図中⑦)」と書かれたリンクをクリックします。 

チームサイトが開くので、左メニューから「ノートブック(図中⑧)」をクリックするとチームで利用しているノートブックが表示されます。 

 

OneNote の構成

OneNote は、ノートブックの中にセクションを作成し、セクションの中にページを作成する構成になっています。 

個人で作成するOneNote は、OneDrive に保存され、チームで作成する OneNote は、SharePoint に保存されます。 その中にノートブックが保存され、ノートブックの中にセクション、セクションの中にページという階層構造になっています。 

左上に表示されるノートブック名(図中①)をクリックするとノートブックの一覧が表示され、切り替えることができます。 

左側にセクション(図中②)が表示され、右側にページの一覧(図中③)が表示されます。 
また、左上にある「ナビゲーションの非表示(図中④)」と吹き出しが表示されるアイコンをクリックするとナビゲーションが非表示となり、「ナビゲーションを表示(図中④)」と吹き出しが表示されるアイコンをクリックするとナビゲーションが表示されます。 



OneNote の基本操作

 OneNote の基本的な操作についてご説明します。 

 

セクションとページの追加

セクションとページの追加方法についてご説明します。  

セクションを追加するには、セクション一覧の一番下にある「セクションの追加(図中①)」と書かれたリンクをクリックします。セクション名を入力してOKボタン(図中②)をクリックすると、セクションが追加されます。 

またセクション名にマウスカーソルをあわせて、右クリックするとメニューが表示されます。このメニューの中からセクション名の変更(図中③)やセクションの削除(図中④)、セクションの色の変更(図中⑤)等が可能です。 セクションの並び順は、移動したいセクションを選択して、移動したい場所にドラッグアンドドロップすると変更することができます。 

ページを追加するには、ページ一覧の一番下にある「ページの追加(図中⑥)」と書かれたリンクをクリックすると、「無題のページ(図中⑦)」というページが追加されます。タイトルを入力するとページ一覧のタイトルが変更されます。 

過去に作成したページを、コピーして使うこともできます。コピー元のページをクリックします。右クリックするとメニューが表示されるので、「コピー(図中⑧)」を選択します。

貼り付けたい場所で右クリックするとメニューが表示されるので、「貼り付け(図中⑨)」を選択すると、ページがコピーされます。 

テンプレートページを作成しておいて、コピーして使うのも便利です。テンプレートというセクション(図中⑩)を作成し、テンプレートページを作成しておきます。コピー元のテンプレートページをクリックして選択します。右クリックするとメニューが表示されるので、「移動/コピー(図中⑪)」を選択します。

ポップアップ画面が表示されるので、貼り付先のセクションを選択し、コピーボタン(図中⑫)をクリックすると、ページがコピーされます。 

またページ名にマウスカーソルをあわせて、右クリックするとメニューが表示されます。このメニューの中からページの削除(図中⑬)、サブページの作成(図中⑭)、バージョンの表示(図中⑮)等が可能です。ページの並び順は、移動したいページを選択して、移動したい場所にドラッグアンドドロップすると変更することができます。 



テキスト入力

テキストの入力方法についてご説明します。 

OneNote は、自由なところから書き始めることができます。 ページの中の任意の場所をクリックして、入力すると、その場所に書き込むことができます。 フォント等の変更は Excel や Word と同様です。 



ノートシール

ノートシールは、テキストをわかりやすくするための目印です。 

ノートシールを付けたいテキスト部分(図中⑯)を選択し、ノートシール(図中⑰)と書かれたアイコンをクリックすると、リストが表示されます。タスクや重要、質問等の中から、選択することにより、テキストの左にノートシールが付きます。 

ノートシールの中で最も多く使うのはタスクです。 
タスクは、チェックボックス(図中⑱)が左につき、完了したらクリックするとチェックを入れることができます。また Enter キーを押すと、タスクを続けて入力することができます。 タスクは頻繁に利用するので、ショートカットキーを覚えておくと便利です。キーボードで Ctrl キーと数字の 1 を同時に押すと、タスクを登録することができます。 
また「重要」のショートカットキーは、Ctrl キーと数字の 2、「質問」のショートカットキーは、Ctrl キーと数字の 3 です。この 3 種類のショートカットキーは覚えておくと便利です。 



ディクテーション

ディクテーションは、音声入力の機能です。 

最初に、音声入力する言語を設定します。 「ディクテーション」と吹き出しが出るアイコンの右横にある矢印(図中⑲)をクリックすると言語を選択するリストが表示されるので、音声入力する言語を選択します。2 回目以降は、前の言語が記憶されているため、音声入力する言語を変更しない場合は、この操作は不要です。 

音声入力は、「ディクテーション(図中⑳)」と吹き出しが出るアイコンをクリックすると開始されます。 

では音声入力を試してみます。 

(図中㉑)今日は西田部長と打ち合わせを行いました。来年度の予算について確認したところ、情報システム予算として 3 億円を申請するそうです。そのうち、ワークフローシステムの再構築は 1 億円です。 

いかがでしょうか?誤変換は、もちろんありますが、かなりの精度で音声をテキスト化できます。是非、活用してみてください。  

次に挿入タブのメニューに表示される機能についてご説明します。



ファイルの印刷イメージを挿入

ファイルの印刷イメージを挿入することができます。 

「ファイル(図中㉒)」と書かれたアイコンをクリックすると、リストが表示されるので、「ファイルの印刷イメージを挿入(図中㉓)」を選択します。

ポップアップ画面が表示されるので、「ファイルを選択(図中㉔)」と書かれたボタンをクリックします。

挿入したいファイルを指定して、開くボタン(図中㉕)をクリックします。

挿入ボタン(図中㉖)をクリックするとファイルが添付されるとともに、印刷イメージが挿入されます。ファイルの中身を見ながらノートにまとめられるので、便利です。活用してみてください。 
現時点でサポートされているファイルは Word と PDF のみですが、近い将来、他のファイルもサポートされる予定です。



画像の挿入

キャプチャー画像や Web で検索した画像を簡単に挿入することができます。 

Windows キーと Shift キーとローマ字の S を同時に押すと指定範囲のキャプチャーを取ることができます。

ページの中の任意の場所を指定して、Ctrl キーとローマ字の V を同時に押すと画像を挿入することができます。 

画像(図中㉗)と書かれたアイコンをクリックすると、リストが表示されるので、「オンラインから(図中㉘)」を選択します。

「Bing の検索(図中㉙)」と書かれた入力欄でキーワードを入力すると、Web 上からキーワードにマッチした画像を検索して、表示されます。 
なお、使用する画像は、著作権フリーの画像など、第三者の著作権を侵害しない画像を利用してください。 

好きな画像を選択して、挿入ボタン(図中㉚)をクリックすると、画像が挿入されます。


 

会議の詳細

Outlook に登録された予定から、会議の詳細を呼び出し、登録することができます。会議の議事録を作成する時に、会議の詳細を一緒に登録することをお勧めします。 

「会議の詳細(図中㉛)」と書かれたアイコンをクリックすると、画面の右に「会議の詳細を追加(図中㉜)」と書かれた画面が表示されます。 「今日の会議(図中㉝)」と書かれた場所をクリックすると、カレンダーが表示されるので、会議の開催日付を選択します。  

一覧から議事録を作成する会議を選択すると、会議名のページ(図中㉞)が追加されます。また会議の日付や場所、参加者の情報が登録されます。 



録音

会議の時に音声を録音することができます。会議が始まる前に録音を開始して、議事録と一緒に保存することをお勧めします。 

録音を開始するには、「オーディオ(図中㉟)」とかかれたアイコンをクリックします。 

ノートの中に「Audio Recording(図中㊱)」と書かれたアイコンが追加され、オーディオタブ(図中㊲)が表示されます。 録音を停止するには、オーディオタブの中にある「停止(図中㊳)」と書かれたアイコンをクリックします。  

次に描画タブのメニューに表示される機能についてご説明します。 



手書き

ノートに手書きで文字や図形を書くことができます。 

● ペン(図中㊴):ペンで文字や図形を書くことができます。 
● 蛍光ペン(図中㊵):蛍光ペンで書くことができます。 
● 消しゴム(図中㊶):ペンや蛍光ペンで書いた文字や図形を消すことができます。 
● 四角形選択(図中㊷):四角形のエリアに書いた文字や図形を選択することができます。
 
他にも色を変更したり、太さを変更したりできるので、活用してみてください。 

手書きの描画を終了したいときは、「種類(図中㊸)」と吹き出しがでるアイコンをクリックしてください。



まとめ

今回は、OneNote を活用するための基本操作についてご説明しました。
OneNote はテキスト、画像、リンク、手書きメモ、音声など、さまざまな種類のコンテンツを含むノートを作成できるシンプルなデジタルノートです。初めて利用する人でも、直感的に操作できるシンプルなインターフェイスが特徴であり、メモ帳のような感覚で使えます。
使い込んだノートのように、使うほどに機能のすばらしさが実感できるアプリケーションですので、
ぜひ一度「メモ」の代わりに使ってみて下さい。
 
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