Stream は、組織内のユーザーが動画を安全にアップロード、視聴、操作ができる Microsoft 365 が提供する動画共有サービスです。その Stream を SharePoint のサイト内に Web パーツで配置することができます。Stream を配置することで、組織内で実施したセミナーやイベントなどの様子を動画で視聴、共有することができるので公開的な情報共有が可能になります。ここでは、「Stream」という Web パーツについてご説明します。
●この記事の目次
最初に、様々なセクションに Stream を配置した場合に、どのように表示されるか、見てみましょう。
これは、Stream を 1 段組みセクションに配置したサンプルです。
Stream は、大きく分けて 3 種類の設定ができます。
1 つ目は、「すべての Stream(図中①)」です。「すべての Stream」は Stream にアップした動画を人気順(図中②)や発行日順(図中③)で並び替えて表示する設定です。
2 つ目は、「1 つのビデオ(図中④)」です。「1 つのビデオ」は指定した動画を表示する設定です。
3 つ目は、「チャンネル(図中⑤)」です。Steam は、チャネルというグループを作成することができるのですが、「チャンネル」は、チャネルにアップした動画を人気順や発行日順で並び替えて表示する設定です。なお、SharePoint では「チャンネル」と表記されますが、Stream の中では、「チャネル」と表記されるので、注意してください。
これは Stream を 3 分の 1 が右側のセクション(図中⑥)に配置したサンプルです。
「すべてのStream(図中⑦)」は、表示できる件数が減ります。
「1 つのビデオ(図中⑧)」は、表示する画面サイズが小さくなります。
「チャンネル(図中⑨)」は、表示できる件数が減ります。
これは Stream を 2 段組みのセクション(図中⑩)に配置したサンプルです。
「すべての Stream(図中⑪)」は、表示できる件数がさらに減ります。
「1 つのビデオ(図中⑫)」は、表示する画面サイズがさらに小さくなります。
「チャンネル(図中⑬)」は、表示できる件数がさらに減ります。
これは Stream を 3 段組みのセクション(図中⑭)に配置したサンプルです。
「すべての Stream(図中⑮)」は、表示形式が変わります。
「1 つのビデオ(図中⑯)」は、表示する画面サイズがさらに小さくなります。
「チャンネル(図中⑰)」は、表示形式が変わります。
Web パーツ「Stream」の設定方法についてご説明します。
編集モードで、「新しい Web パーツを追加(図中①)」と吹き出しが出るアイコンをクリックすると表示される画面から「テキスト、メディア、コンテンツ」の中にある「Stream(図中②)」を選択します。
「Stream ビデオ(図中③)」と書かれた場所にコーナータイトルをつけることができます。
「Web パーツの編集(図中④)」と吹き出しが出るアイコンをクリックすると、Stream の設定画面(図中⑤)を表示することができます。
「ソース(図中⑥)」の下にあるドロップダウンメニューをクリックします。「すべての Stream(図中⑦)」「1 つのビデオ(図中⑧)」「チャンネル(図中⑨)」を選択することにより、表示されるコンテンツを切り替えることができます。
「すべての Stream」は Stream にアップした動画を人気順や発行日順で並び替えて表示する設定です。「ソース(図中⑩)」の下にあるドロップダウンメニューをクリックします。表示されるメニューから「すべての Stream(図中⑪)」を選択します。
「並び替え(図中⑫)」の下にあるドロップダウンメニューをクリックします。表示されるメニューを選択すると、「人気順(図中⑬)」「発行日(図中⑭)」「閲覧回数(図中⑮)」「いいね!数(図中⑯)」の順番で並び替えを行うことができます。
「検索語句のフィルター(図中⑰)」の下にキーワード を入力すると、キーワードにマッチした動画のみを抽出することができます。
「1 つのビデオ」は指定した動画を表示する設定です。最初に Stream にアップロードした動画の URL をコピーします。Stream を開き、上部のメニューにある「マイコンテンツ(図中⑱)」をクリックします。表示されるメニューから「ビデオ(図中⑲)」をクリックします。
表示したいビデオの右にある「その他のアクション(図中⑳)」と吹き出しが出るアイコンをクリックします。表示されるメニューから「共有(図中㉑)」をクリックします。
ビデオへの直接リンクの右にあるコピーボタン(図中㉒)をクリックすると、URL がコピーされます。
次に SharePoint サイトの Web パーツ「Stream」の設定を行います。
「ソース(図中㉓)」の下にあるドロップダウンメニューをクリックします。表示されるメニューから「1つのビデオ(図中㉔)」を選択します。
「ビデオのアドレス(図中㉕)」の下にある入力ボックスをクリックし、Ctrl キーと V キーを一緒に押下して、ビデオの URL を貼り付けます。ビデオの途中から開始する場合は、「開始(図中㉖)」と書かれた左にあるチェックボックスをクリックし、その下の入力ボックスに「hh:mm:ss」の形式で開始したい時間を指定します。
「チャンネル」は、Stream のチャネルにアップした動画を人気順や発行日順で並び替えて表示する設定です。1 つのビデオの時と同様に、最初に Stream の設定しているチャンネルの URL をコピーします。Stream を開き、上部のメニューにある「マイコンテンツ(図中㉗)」をクリックします。表示されるメニューから「チャネル(図中㉘)」をクリックします。
表示したいチャネルの右下にある「その他のアクション(図中㉙)」と吹き出しが出るアイコンをクリックします。表示されるメニューから「共有(図中㉚)」をクリックします。
チャネルへの直接リンクの右にあるコピーボタン(図中㉛)をクリックすると、UR Lがコピーされます。
次に SharePoint サイトの Web パーツ「Stream」の設定を行います。
「ソース(図中㉜)」の下にあるドロップダウンメニューをクリックします。表示されるメニューから「チャンネル(図中㉝)」を選択します。
「チャンネルアドレス(図中㉞)」の下にある入力ボックスをクリックし、Ctrl キーとVキーを一緒に押下して、チャネルのURL を貼り付けます。
「並び替え(図中㉟)」の下にあるドロップダウンメニューをクリックします。表示されるメニューを選択すると、「人気順(図中㊱)」「発行日(図中㊲)」「閲覧回数(図中㊳)」「いいね!数(図中㊴)」の順番で並び替えを行うことができます。
Microsoft Stream は、組織内のユーザーが動画を安全にアップロード、視聴、共有できるエンタープライズ ビデオ サービスです。最近では「手順書」ではなくて「手順動画」をポータルサイトに掲載する企業も増加傾向にあり、実際に使用してみると「手順書」よりもわかりやすく一連の動作を録画しているので「抜け」「漏れ」がなく非常に使いやすいようです。
また、Azure Active Directory と連携して、コンテンツに対するアクセスコントロールができるので、組織内のみのユーザーが閲覧できるクローズドな動画ストリーミングサービスを構築できることも企業が安心して使える要因です。ユーザーから手順書について質問が多い場合などは思い切って手順動画に切り替えてみると予想外の効果があるかもしれません。
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