【SharePoint】サイトにリストの Web パーツを設置して効果的に情報共有する
SharePoint のリスト Web パーツは、サイト内で作成したリストを表示するための便利なツールです。リストを作成したりカスタマイズしたりすることで、自分のニーズに合わせたデータ管理が可能です。リスト Web パーツを使用すると、SharePoint のリストを簡単に好きな場所に表示できます。さらに、表示する項目の選択やフィルタリング条件の設定などをカスタマイズすることも可能です。また、複数のユーザーが同時にデータの編集や共有ができるため、チームのコラボレーションや業務効率化にも役立ちます。
●この記事の目次
- 【セクション別配置】リストの表示画面
1-1. 1 段組セクション
1-2. 3 分の 1 が右側のセクション
1-3. 2 段組みセクション・3 段組みセクション - リスト Web パーツの設定方法
2-1. フィルター処理したリストを表示する方法 - まとめ
【セクション別配置】リストの表示画面
これは、リストを 1 段組みセクション(図中①)に配置したサンプルです。横幅が広いため、一定の項目を表示することが可能です。
3 分の 1 が右側のセクション
これは、リストを 3 分の 1 が右側のセクション(図中②)に配置したサンプルです。横幅が狭くなるため、表示できない項目はスクロールバーで確認できます。
2 段組みセクション・3 段組みセクション
2 段組みセクション(図中③)や3 段組みセクション(図中④)に配置した場合、さらに横幅が狭くなるため、表示できる項目が少なくなります。
リスト Web パーツの設定方法
リスト Web パーツの設定方法についてご説明します。
編集モードで、「新しいWebパーツを追加(図中①)」と吹き出しが出るアイコンをクリックすると表示される画面から「ドキュメント、リスト、ライブラリ」の中にある「リスト(図中②)」を選択します。
リストの一覧が表示されるので、選択します。
「Web パーツの編集(図中③)」と吹き出しが出るアイコンをクリックすると、リストの設定画面を表示することができます。
「リスト(図中④)」の下をクリックすると一覧が表示されるので、表示するリストを変更することができます。
「表示(図中⑤)」の下をクリックすると、リストに設定されているビューを選択することができます。
「フォルダー(図中⑥)」の下で名前を指定すると、指定したフォルダーを表示することができます。また、「スラッシュ」で区切ると下の階層のフォルダーを指定することもできます。
なお、フォルダーは、リストの詳細設定で表示するように設定できますが、デフォルトでは表示されないため、あまり使いません。
「サイズ(図中⑦)」の下をクリックすると、表示するWebパーツの大きさを設定することができます。
「コマンドバーを表示(図中⑧)」と書かれた左のトグルボタンをクリックすると、Web パーツの上部にあるコマンドバーの表示、非表示を切り替えることができます。
「すべて表示ボタンを表示する(図中⑨)」と書かれた左のトグルボタンをクリックすると、Web パーツの右上にある「すべて表示(図中⑩)」と書かれたリンクの表示、非表示を切り替えることができます。
「動的フィルター処理(図中⑪)」と書かれた下のトグルボタンをクリックすると、動的フィルターのオン、オフを切り替えることができます。動的フィルター処理は、カテゴリーを選択すると選択したカテゴリーでフィルターをかけるといった、動的なページを作ることが可能です。
フィルター処理したリストを表示する方法
フィルターをかける項目が設定されているリストを設定します。ここではシンプルにフィルター項目のみを設定したカテゴリーというリストを作成しました。
編集モードで、「新しい Web パーツを追加(図中⑫)」と吹き出しが出るアイコンをクリックすると表示される画面から「ドキュメント、リスト、ライブラリ」の中にある「リスト(図中⑬)」を選択します。
リストの一覧が表示されるので、作成した「カテゴリー(図中⑭)」というリストを選択します。
このリストは、フィルターをかけるカテゴリーを指定するために利用するため、「コマンドバーは表示しない(図中⑮)」「すべて表示ボタンを非表示にする(図中⑯)」と設定したほうが、ユーザーが迷わないためお勧めです。
次にリストの設定ですが、動的フィルター処理(図中⑰)をオンにすると設定項目が表示されます。
「フィルターする列(図中⑱)」の下をクリックすると、リストに設定されている列が表示されるので、フィルターをかけたい列である「カテゴリー(図中⑲)」を選択します。
「フィルター値を含むリストまたはライブラリ(図中⑳)」の下をクリックすると、ページの中に設定されているリストとライブラリが表示されるので、「カテゴリー(図中㉑)」を選択します。
「フィルター値を含む列のプロパティ(図中㉒)」の下をクリックすると、カテゴリーリストの列が表示されるのでフィルター値が含まれる「タイトル(図中㉓)」を選択します。
最後に適用ボタン(図中㉔)をクリックして、「下書きとして保存(図中㉕)」と書かれたボタンをクリックして、動作を確認しましょう。
カテゴリーリスト(図中㉖)の中から、フィルターしたい項目を選択すると、リストのカテゴリーでフィルターされた一覧を表示することができます。このように動的フィルターを使うと、ユーザーの操作によって動的にフィルターをかけることができます。
まとめ
SharePoint のリストWebパーツは、SharePoint リストを表示し情報共有を効率化するための機能です。セクションによって表示が調整され、設定画面ではリストやビューの選択、フォルダーの指定、サイズの調整が可能です。また、動的フィルター処理を利用すると、ユーザーが操作によってフィルターをかけたり、動的なページを作成することができます。SharePoint には、他にもドキュメントやライブラリなどの Web パーツが用意してあり、簡単に配置することが可能ですので覚えておきたい設定です。
もっと Web パーツを使ってポータルサイトをカスタマイズしたいなど、お困りのことがありましたら、ぜひ弊社へご相談ください。Microsoft 365 を知り尽くした弊社のコンサルタントが丁寧にご説明させていただきます。
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